ワールドカップ後

ジーコの次の監督について色々と動きがでてきたようですよ。

 W杯ドイツ大会で日本と対戦するオーストラリア代表のヨハン・ニースケンス助監督(54)が27日、次期日本代表監督の就任へ前向きな姿勢を見せた。「W杯後の私自身のことは何も決まっていない。いまはまだ話す時期ではない。ジーコは辞めるのか? 話があれば聞きたい」と興味を示した。

 ニースケンスは、オランダ代表のMFとして、74年大会でヨハン・クライフとともに“トータルフットボール”で準優勝に貢献し、78年大会は主軸として再び準優勝。クラブでは、アヤックスを欧州チャンピオンズカップ(欧州チャンピオンズリーグの前身)3連覇に導き、その後バルセロナで活躍した欧州サッカー界の伝説的選手。コーチ歴も豊富で、98年大会とユーロ2000ではオランダ代表の助監督を務め、監督としてはオランダリーグのNECを率い、経歴でも経験でもジーコを上回っている。

 システム論を軸としてパスをつなぐオランダサッカーは、日本サッカーと共通点は多い。「どこからの話も聞く。すべてはオープンだ」と前向きで、2010年南アフリカ大会へ向け、代表チームの若返りと再編を目指す日本にとって、ニースケンスは次期監督の有力候補となりそうだ。

ヨハン・ニースケンスは、言わずと知れたオランダトータルフットボールの代名詞的存在です。ヨハン・クライフとともに「2人のヨハン」と呼ばれ、この2人が中心となった1974年の西ドイツ大会では決勝で破れはしたものの、“トータルフットボール”という新しいサッカーを全世界に魅せつけたわけです。クライフに比べて知名度は低いかもしれないけど、まあ何と言うか黒子役というか。キャプテン翼でいえば、クライフが翼君ならニースケンスは岬君という感じでしょうか。
いや、いいねぇ、ニースケンス。日本人の黒子好きというか縁の下の力持ち好きを刺激してやみません。11人の岬君チームを作り上げて奇跡のワーワーサッカーを是非完成させて欲しいと思うわけですよ。
が、日本サッカー界の癌であるあの男がこんな発言をしてやがる。

 日本サッカー協会川淵三郎会長は25日、ドイツW杯後の次期代表監督について、「ジーコのやり方をどう踏襲して、流れを変えないようにするかが大事」と述べ、ジーコ監督の指導方針を継続する形で人選を進める意向を明らかにした。

 ジーコ監督は選手の自主性を尊重するチームづくりを行ってきた。川淵会長はドイツW杯について「たとえ結果が残せなかったとしても、『ジーコでやってよかった』という大会になればいい」とし、「次も監督がしたいことではなく、選手がやりたいことをできるような体制を堅持していきたい」と話した。

ヲイ。未来は暗いですなぁ。。。