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レノボ、ノートPC「シンクパッド」からIBMロゴ消える・2010年

 パソコン大手のレノボ・グループは2010年までにノートパソコン「シンクパッド」の全製品からIBMのロゴを外すことを決めた。シンクパッドはレノボが買収した米IBMパソコン事業の象徴的な製品。1981年に世界初の本格的なビジネス向けパソコンを出荷したIBMのブランドが名実ともにパソコン市場から消えることになる。

 ウィリアム・アメリオ社長兼最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞記者と都内で会い、「05年に米IBMのパソコン事業を買収した際に得たIBMロゴの5年間の使用期間を延長しない」と語った。

 このほど大企業向けの一部機種でIBMロゴを外した製品の出荷を始めた。本体の右下にシンクパッド、液晶画面の下部にレノボのロゴをつけた。希望すれば既存ロゴも選択できる。アメリオ社長は中小企業や消費者向け製品などについては「(IBMロゴを外すのに)もう少し時間がかかる」との認識を示した。

[2007年2月17日/日本経済新聞 朝刊]

IBMからレノボになった時点でもうだめだと思ったのに、IBMのロゴすら無くなって一体誰が買うんだ?